尻愛と知り合いと罵り合い
中国の方にお願い!
糞喰らえ!を直訳しないでください。
糞を喰らわす行為は古来から中国では行われていた事ですから、その行為が日本に伝わり罵る言葉として「糞喰らえ」と使われるのですね。
日本人は人を罵る時でも「汚い言葉」を使わない・・・なぜだ?=中国版ツイッター
2015-03-31 10:31

中国語では性に関連する罵り言葉が多い。同文章は、日本文化には同様の罵り言葉が存在しないと指摘した。 中国語で最もよく用いられる罵り言葉が「ツァオ・ニー・マー」との言い方だ。「ツァオ」は性行為を指す動詞、「ニー」は「お前」、「マー」は母親だ。「母親」の部分を「祖先」に置き換えれば、さらにひどい罵り言葉になる。 英語の「F--k your mother」との比較では、中国語では隠れた主語が「私」で、英語の場合には「命令形の隠れた主語」が「お前」ということになる。 「網易雲閲読」は、「中国語は親や祖先を、英語では相手本人を攻撃する」と指摘。さらに日本の文化では性に絡めて他人を罵る習慣がないと論じた。 同問題について、中国語には「儒教思想の影響あり」と指摘するコメントが寄せられた。「孝」が最大の徳目なので、相手の親や先祖に対する攻撃は「本人攻撃よりも“殺傷力”が強い」と論じた。 日本には性に絡めて他人を罵る習慣がないことについては、「日本語に、人を罵る語彙は非常に少ない。英語のF--kに相当する言葉はない。最も多いのは『馬鹿』だ」と論じた人がいる。中国人にとっては“殺傷力”に乏しい「馬鹿」程度の言葉しか用いられないことを不思議がった。
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◆解説◆ 中国人の「罵り言葉」については、世代の上下の強い規範が背景との指摘がある。「私はお前の父親に等しい存在」と言うことで、相手を「絶対的に下の立場」に落とせるとの見方だ。中国語には相手を「私の孫」と言うけなし方もする。 罵り言葉が「性」結びつくことには、性についての社会的規範が厳しかったことが関係したとの意見もある。英語(欧米語)の場合もキリスト教の伝統が強かったことが関係したと考えられる。ただし英語の場合には、「F--k your mother」の隠れた主語が「お前」であり、相手本人を「罪深い存在」と罵ることになる。 日本では中国と比べれば「性に対する社会的規範」はゆるかったとされる。一例としては、平安貴族の間で、生まれた子の本当の親が分かりにくくなる「通い婚」が一般的だったことがある。 なお、ロシア語同時通訳でエッセイストとして活躍した故米原万里氏は、日本の子どもが時おり使う「お前の母ちゃんでべそ」という言い方が、「相手の母親の体を知っている」ことが前提になっていることから、「性に関する罵り言葉」の可能性があると指摘した。 日本の罵り言葉で多いのは「能力不足」や「けがれ」に関連するパターンだ。前者には「馬鹿」や「たわけ」がある。後者には「くそくらえ」などがある。いずれも、日本人の古くからの価値観が背景にあり、相手を「規範はずれ」とけなす言葉として定着したと考えられる。 なお編者が以前に中国人研究者とこの問題を話し合った際に、「くそくらえ」を中国語に「直訳」して伝えたところ、中国人研究者は「日本人の罵り言葉は汚すぎる」と顔をしかめた。
(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)