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Channel: 一騎当千のブログ
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話法もブログも短文・散文の結論あり、が良いようですね。

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ブログも長く仰々しく書けば良いとは言えませんね。長く書けば利口に見える。と言うわけではないのですが、利口そうに見えてしまうのが日本語でしょうか?そして、意味不明な長文に出会う事も多々ありますね。

端的に的を得た文が、相手への理解と記憶させる効果があると思いますよ。

バカのように見せかけ、利口に活動することも必要かな!
世の中、人柄も話法も文体も四種あると思います。
    利口利口の者
    バカバカの者
    バカ利口の者
    利口バカの者
わたしは、バカバカなので皆様のお力を利用させて頂いております。
 
 
知者を自認する相手を問いつめ,無知の自覚を促すソクラテス的問答法の一性格。
 
エイローネイア
「自分の無知」を盾にして、「知ったかぶりをする相手の無知をさらけ出す」皮肉。批判行為。
自分の批判対象の主張を徹底的に賛美、賛同してみせ、その論理を押し進めることによって、
その愚劣さを浮き彫りにさせるという批判の言い回し。
パロディ(批判、風刺目的の模倣)と併用することでもよく使われます。

 

まずは結論を! 理解と記憶を促す短文の効果

PRESIDENT Online) 2013年9月2日(月)配信より
 
■「まずは結論」と「曖昧な言葉」

先日、英語の本の執筆と同時に講演のお声掛けをいただいた。久々に真正面から語学についてお話をさせていただくため、英語と日本語の根本的な違いを考えてみることにした。

よく「英語が上達するには?」と聞かれたとき、「まずは結論の言葉だと理解することではないでしょうか」とお伝えすることがある。“まずは結論”というのは、英語は日本語と違って話の組み立てに型があり、「主語+動詞~」で「何がどうした」から始まるからだ。言語面だけでなく、文章の組み立てでもまずは結論を書く流れになる。

一方の日本語は主語をぼかすこともできるし、結論も最後まで言わないことも多い。そのため、たとえば「昨日はみんなが集まるミーティングがあった」「けど、行かなかった」と最後に思っていた結論をひっくり返されるなど、なんとも曖昧な感触を味わうことがあるわけだ。

そんな言語の違いを考えながらテレビで政治家の討論会を聞いていた。これがまた言語の特徴そのままに(あるいは政治家の特徴そのままに、か)、何を言いたいのか発言の最後までわからない。

ある政治家が原発の再稼働についての意見を述べるけれど、「私は原発の再稼働についてはさまざまな意見がある中で、今の日本の電力事情を考えても、あるいは利権も絡んでくることなどふまえて……」と永遠に、イエスかノーかわからず、最後の最後に「今はすべきではない」と、結局として反対でも賛成でもない「先延ばし」を論じていた。
言語構造も違えばカルチャーも違うのだからよし悪しの問題ではないが、少なくとも英語の構造のほうがダイレクトに物事が伝えられるだろう。
この“最初に結論”の伝え方の特徴を感じてみることは、心得としては有意義なはずである。日本人の中にもこの伝え方を自然と身につけている人たちも見られるが、彼らの話はたいていわかりやすい。その伝え方の秘訣をひも解くにあたり、まずは「何が+どうした」の構造を見直してみよう。

■演説上手な「紋切型」の基本とは

英語では「まずは結論」というのは、つまり「何が+どうした」が冒頭でわかる構造となっていること。もちろん例外はありながら、これが英文の基礎だ。

<英語>

私は見かけた。 同僚を。 公園で。 昨日。

I saw  my co-worker at the park yesterday.

私は見かけなかった。

I didn’t see ~

<日本語>

私は 昨日 公園で 同僚を 見かけた(見かけなかった)。

日本語は主語から結論までの距離が長く、いくらでも単語の並べ替えはできるし、最後の最後に「見かけなかった」と否定する可能性だってある。結論までの間にいろんな文章が挟まることで、何がポイントだったかも曖昧にしやすい。もちろん、そんな曖昧さが日本語の魅力でもある一方で、内容をボカシたいときに便利な言葉ともいえるかもしれない。

一方の英語は、最初に「私は会った」あるいは「会わなかった」と伝えるために、結論を曖昧にしにくくなる。
 
実は、日本人で演説がうまい、わかりやすい、聞きやすい……とされる人たちには、間合いや話の構成などもうまいのだが、この英語のような語順で、紋切型の発言をする人が多い。そんな政治家の遊説を聞いて書き起こしてみると、この英語の語順の基礎型にあてはめるかのように話していた。つまり結論を最初に、あるいは端的に伝えてくれるのだ。しかも短い文で言いたいことがつかみやすい。たとえば、小泉進次郎氏の遊説にこんな一節があった。

■教科書の「例文風」が伝わるヒントに

Aさんを恐れるあまり、X党には自由がない。本当に怖いものを忘れている。本当に怖いものはAさんではない。国民目線を失うことだ」

「何がどうした。あるものはAではない。Xだ。」

まるで、語学書の例文かのような「何は、どうした」の短文であり、紋切型で理解しやすく覚えやすい。理解と記憶を促すことを目的とする語学書にこうした短い例文は好まれるけれど、つまりは、これが覚えやすい型のヒントというわけだ。こうした型を使った上で、聞き手が内容を理解する“間”をとり次に進んでいくことで、わかりやすく記憶しやすくなるのである。

営業でもプレゼンでも、あらゆる場面で「相手が自分の話の内容を憶えてくれる」というのは、最終的には自分が伝えたいことを理解し、また広めてくれる可能性すらはらんでくれることになる。すべてが“英語例文風”では味気ないけれど、ポイントに使われる「結論先行紋切型」は、きっと端的に伝えるために有効に働くだろう。
 
さて、進次郎氏の演説では、周りを巻き込み聞き手を話の中に引き込む特徴も見られ、「だから一緒に~をしましょう」といった表現で同調を呼びかける上手である。最近の選挙遊説ではこんな発言を見かけた。
「今日は私の初めての選挙で支援いただいたかたも多くお見えです。あの時は民主大ブーム、自民超不人気、小泉への世襲批判、まさに『3本の矢』が私に向かってきた選挙でした」

周りと思いを共有した上で、自虐ネタの3ポイントを並べて、「逆風の3本矢」のキャッチをつけている。短い言葉や文章は、長い文章に組み込んでもインパクトを持たせる効果を発揮できるのだ。


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