皆様の地で、食べてもよいのに食べずにしていたら増えすぎた熊や鹿・イノシシいませんか?
畑の作物が食べられてしまった。と何もせず被害に税金で補填とかしていませんか!
保護と捕獲の両面から「食材化」を考えましょう。
オオカミが生息していた時代ならば、生態系も歪にならなかったでしょう。畑も荒らされなかったでしょう。
オオカミの代わりになった猟友会の人も高齢化し、猟友会仲間をシカや熊と間違えて撃ち殺す事例が増えています。
増えすぎたクマやシカの対策に高齢化した人を使うよりも、自衛隊のレンジャー隊員にシカ・熊狩りをさせてみませんか。
訓練と害獣駆除になると思うのですが・・・。
北海道の定番土産といえば、白い恋人にじゃがポックル、そしてご存知「トドカレー」ですよね。他にも「アザラシカレー」や「熊カレー」なんてのもあって、一部ではカルト的な人気を博しています。
しかし、よくよく考えてみれば、トドやアザラシって食べてもいいものなのでしょうか?何かしらの動物保護条例引っかかったり、過激な愛護団体にイチャモンつけられたりしないものなのでしょうか?
考えれば考えるほど手をつけちゃいけない気がするトドカレー。なんで食べても問題ないのか調べてみました。
「トドカレー」や「熊カレー」って何?
「トドカレー」「熊カレー」の基礎知識
「トドカレー」は、札幌市の食品会社「北都」が製造する正真正銘トド肉入りの缶カレーです。トドカレー以外にも、熊カレーやえぞ鹿カレー、アザラシカレーといった強力なラインナップを取り揃えていて、1缶1,050円から北海道の土産物屋などで売られています。
期待を裏切らない「トドカレー」★★★
「流氷と供にやってくるトドをカレーにしました。」というキャッチコピーがついた本物のトド肉を使用したカレーです。口に含むと魚系の生臭さが鼻を突き、肝心のトド肉は固くてパサパサという、ある意味期待を裏切らない仕上がりだそうです。
意外といける「熊カレー」★★☆
「北海道の雄大な大地に生息するヒグマをカレーにしました。」というキャッチコピーがついた本物のヒグマの肉を使用したカレーです。こちらはトドカレーと違って臭みはなく、肉も柔らかくて美味しいそうです。「意外とウマいじゃん!」と良い意味で期待を裏切られたい方にはピッタリかもしれません。
ケモノ臭さが残る「アザラシカレー」★★★
「流氷と供にやってくるアザラシをカレーにしました。」というキャッチコピーがついた本物のアザラシの肉を使用したカレーです。トドカレーと同様、こちらも魚系の生臭さを放ち、アザラシ肉を噛む度にドブ臭さが口の中で広がるそうです。
パサつき以外は普通な「えぞ鹿カレー」★☆☆
「北海道の雄大な大地に生息するえぞ鹿をカレーにしました。」というキャッチコピーがついた本物のえぞ鹿の肉を使用したカレーです。こちらは特に生臭さも無く、食べられないこともないのですが、肝心の鹿肉がパサパサで美味しくなくてとっても微妙な味だそうです。
なんで食べても怒られないのか?
トドやヒグマは「害獣」なので一定数の駆除はOKだから
一見、トドやヒグマといえば、ライオンやパンダといった動物と同様、国際的な条例で捕獲や取引が禁止されていそうな動物ですよね?実際、トドやヒグマはレッドリスト(絶滅のおそれがある野生動物のリスト)にも記載されていて、鳥獣保護法で無制限の狩猟も禁止されています。
しかし、トドやヒグマはこうした「保護の対象」でありながら、実は、農業や漁業に数十億円規模の被害をもたらしたり、安全を脅かしたりする「害獣」でもあるのです。そのため、保護動物でありながら一定数の駆除が認められていて、駆除された幾らかのトドやヒグマが、カレーとして売られているのです。
なんでカレーにしたのか?
普段カレーを食べていればご存知かと思いますが、カレー粉で調理された食材は良くも悪くも「カレー味」になってしまいますよね。また、匂いも強烈なので、生の状態ではどれだけ生臭くても、大抵の食材はカレーにさえしてしまえば食べれる味になるそうです。
おそらく、強烈な生臭さを放つトドやアザラシをどうにか食べる手段として、「カレー」が採用されたのではないでしょうか。実際、今回紹介した4つのカレーは、かなりスパイシーな辛口になっているそうです。
おわりに
北海道の方々は厄介な動物を減らすことができてお金にもなる、観光に来た人はちょっとしたネタになるお土産を買うことができる…「トドカレー」には、意外なWin-Winの関係が潜んでいたのですね。
本記事は、2013年10月31日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。