生きたまま化石にされてしまう・・・。
そんな事されたらイヤだ
って思った方が多いと思いますが、けれど、化石にしてしまおうと思う者も居るのが現実でドイツ人とか欧州には居るんですよ。

ギリシア神話で有名なメドゥーサ。見たものを全て石に変えてしまうその怪物は、かつて多くの人々に恐れられた。そんなメドゥーサと同じ力をもつ「場所」が実在した!?それはタンザニアにある死の湖でした。
アフリカ・タンザニア北部アルーシャ州にある強アルカリ塩湖。湖の名の由来である「ナトロン」は、古代エジプト人がミイラをつくる際にも乾燥剤として用いていたという化合物。つまりナトロン湖は、自然が生み出した化学薬品の湖と言えるでしょう。しかも、この地域は日中40度を越える暑さにもなり生き物にとってはとても過酷な環境なのです。
恐怖の湖、ナトロン湖
ナトロン湖の別名は“炎の湖”。水中の微生物が大繁殖する頃に真っ赤な炎のような姿になる。
出典:出典 ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密|映画批評なら映画ジャッジ!なぜ石化してしまうの?
高い塩分濃度に、60℃の水温。そんな湖に触れたら、動物にとってはかなりの大ダメージ。ナトロン湖に入った直後、湖はまるで生きているかのような姿のまま動物の体を石へと変化させ、乾いた状態で永遠に保たれる。
ここの水はソーダと塩分を大量に含んでいて、このソーダと塩が生き物の硬化(石灰化)を招き、乾くと原型のまま保存されるのだ。
出典:出典 触れるものすべてが石に変わる湖 | ニコニコニュースナトロン湖は単なる塩湖というだけではなく、湖の底や周辺から炭酸ナトリウムを噴き出しているソーダ水の湖でもあります。
出典:matome.naver.jp生きた状態のツバメ
石灰化したツバメ
アルカリ度は「9~10.5pH」で「アンモニア」とほぼ同じ
出典:tocana.jp湖に落ちた生物は腐らずに石灰化して、石のようにそのままの姿で固まってしまいます
出典:commonpost.info生きているときのサンショクウミワシ
石灰化したサンショクウミワシ
どう死んだのか、確かなところを知る人は誰もいない
出典:www.gizmodo.jpこの動物の石灰化については多くの謎に包まれている。どのように石化していくのか・・・目の当たりにした者は誰もいない。
生きていられるのは、フラミンゴだけ
実はナトロン湖はフラミンゴの繁殖地としても知られています。ナトロンは、塩分によって多くの藻が発生する地域で、それらを主食とするフラミンゴのエサの宝庫。また、過酷な環境から捕食動物も生息せず、天敵もいないことからフラミンゴにとっては住みやすい地域となっています。
赤い色素の微生物を主食としているフラミンゴ。からだがピンク色になる理由がわかりますね。
動物たちが湖に落ちてしまう理由
動物たちがなぜ湖に飛び込み、どのように死んでいったのかは多くの謎に包まれている。化石化した動物の写真を撮り歩いて写真集「 Across the Ravaged Land」を出版したニック・ブラント(Nick Brandt)さんの憶測では次のように考えられている。
「“反射が激しい”という湖面の特徴が“窓ガラスに鳥が突撃する”のと同じような状況を引き起こしているのかもしれません」
出典:netallica.yahoo.co.jpもしも人間が落ちてしまったら・・・
実例がないため、これもまた謎に包まれています。徐々に体が石化していくの・・・かも?過酷な環境から訪問者の少ないナトロン湖ですが、個人的に行くことはできるそう。ぜひともその謎を解明したいところですね。