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眠れない夜には・・・。

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また来てよねって言われても嬉しいような怖いような・・・困っちゃうなぁ。
誰も居ないのに足音がしたり声が聞こえたりって「夜の訪問者」なんですか。


寝ている間に逆向きに 振り乱した髪と大きな目…寺の庫裏に現われる枕返しの幽霊の正体は

産経新聞 9月3日(土)19時30分配信

 栃木県北部の大田原市黒羽田町にある曹洞宗の名刹(めいさつ)、大雄寺(だいおうじ)。この寺には江戸時代から伝わる一幅の掛け軸とともに、そこに描かれている幽霊にまつわる怪談が語り継がれている。

 幽霊は白装束姿の老女で、長い髪をおどろに振り乱し、大きなまなざしで恨めしそうにこちらを見つめる。「枕返しの幽霊」と呼ばれている。

 同寺によると、言い伝えはこうだ。江戸時代、八溝峠を越えて隣の町から行商人が黒羽城下にやってきた。商売に精を出し、気付くと日も暮れ、宿を探すが、どこもいっぱい。途方に暮れていると、町の人が大雄寺を紹介した。寺に頼み、一夜の宿を借りることになった。住職に通されたのは庫裏(くり)の「牡丹(ぼたん)の間」。

 疲れていた行商人はすぐに眠りについたが、夜更けに目を覚ますと、目の前に幽霊が現れて仰天。住職を起こして説明したが、それは掛け軸に描かれた幽霊だった。再び寝ようとしたが寝付かれない。不思議な感覚に襲われ、気付くと、布団が180度回転。枕元にあった荷物と掛け軸は足下に変わっていた。行商人はすぐに荷物を手にして逃げ出すが、そのまま消息を絶ったという。

 同寺の住職、倉沢良裕さん(65)によると、掛け軸は江戸中期、黒羽藩江戸屋敷を通して供養のため寺に持ち込まれ、寺宝として大切に受け継がれてきたという。描いたのは絵師、古柳園(こりゅうえん)鶯居(おうきょ)。母親の肖像を描いたと伝えられている。

 幽霊の絵はどの角度からもにらまれているように見える「八方にらみ」の構図で、現在は本堂に掛けられているが、かつては怪談の通り、庫裏に飾られていた。「掛け軸の前で寝ると、枕が東向きになる」という伝承もある。

 これまで、地元青年会などが「肝試し」として掛け軸の部屋に泊まったこともあったというが、一晩過ごした青年はいなかったらしい。

 怪談「枕返しの幽霊」は平成26年3月に同寺が子供から大人まで多くの人に知ってもらおうと、地元のイラストレーターに依頼し、漫画を出版。新たな親しみ方も生まれている。(宇都宮支局 伊沢利幸、写真も)

 ■「枕返しの幽霊」 大雄寺は大田原市黒羽田町450。屋外は拝観無料。本堂、禅堂など屋内拝観は500円。予約は(電)0287・54・0332。掛け軸は本堂に掛けられ、春~秋に公開。事前に連絡すれば、見ることができる。同寺は黒羽城址(じょうし)公園(旧黒羽城)内にあり、黒羽藩主、大関氏の菩提(ぼだい)寺。室町時代の曹洞宗寺院の様式を今に伝え、本尊の釈迦如来坐像は県指定文化財。境内は「一休さん」(フジテレビ、平成24年)など映画やテレビドラマのロケ地にもなった。
最終更新:9月4日(日)15時56分

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