ビジネスの転機となるか!
キーワードは「毛」だ!
陰毛、ありますか?!
剃毛してツルツル!!
と云うアナタたち。
これからは茂みよ!
ツルツルパイパ〇!
モジャモジャ茂み!
貴男の好みはどちら?
えッ、適度にカットして適度にツルツルが好き!
俺の頭はツルツルだよ!
トレンドは「茂み」よ!
画像はお借りしました。
皆様の想像でイエイエ妄想で、モジャかツルツルか
見定めてください。
(見えないだろう!って言わないでね)
空前の"陰毛ブーム"がやって来る!?
米人気ブランド、アメリカンアパレルの
「陰毛マーケティング」が常識を覆す!
サイゾー配信より
既成のファッションシーンにパンチを与えてきたアメリカ有数のアパレルブランドといえば、間違いなくアメリカンアパレル、通称"アメアパ"だ。そのアメアパが、ニューヨークのファッショニスタ達を驚愕させる事件を起こした。大手新聞メディアは軒並みこの珍事を書き立て、ツイッターは炎上。
原因は"pubic hair"、つまり、陰毛だ。
■事件勃発!アメアパのマネキンが・・・!
【画像は、コチラ→http://tocana.jp/2014/01/post_3538.html】
1月なかば、ニューヨークのSOHOにほど近いイーストハウストンストリートにあるオフィシャルショップのディスプレイの一部が、一夜のうちに通常、"あり得ない仕様" にアップデートされた。スタッフへの事前告知はまったくなく、出勤するまでその内容を知らなかったという。前日まで、ショウウインドーにはシースルーのブラ(40ドル)とパンティー(15ドル)を着用し、ツンとすました顔のマネキンが3体飾られていた。ところが、当日朝にはその下腹部が、実に豊かで艶やかな"Full Bush" 状態になっていたのである!OMG!
■ストリートで絶大な人気を誇るファッションブランド、アメアパとは?
「アメアパ」といえば、90年代からアメリカのストリートカルチャーを牽引してきた代表的なファッションブランドだ。ビジュアルイメージングにケイト・モスをはじめとするセレブリティ達に愛される、スタークラスのファッションフォトグラファー、テリー・リチャードソンを起用。シンプルかつノーブルながら、適度なビッチさも大切にした大胆なデザインワーク、豊富なカラーラインナップ、そしてなによりリーズナブルな価格で世界中のエッジな若者たちの熱烈な支持を受けてきた。日本でも一部のオサレ女子たちに大人気。山田優を筆頭に、芸能人にもファンが多く、週末の裏原を歩けば、髪をブロンドに染めビビッドなルージュをキメたヒップな娘たちがアメアパの服を着て、ストリートをブイブイ言わせている光景を目の当たりにできるはずだ。
■「陰毛マネキン」考案者のカリスマ経営
この挑発的なディスプレイは、驚いたことに、同社の創始者でありCEOのダブ・チャーニー氏が自ら手がけたもの。1969年カナダ出身のチャーニー氏は、アメリカのファッション業界では異端児のお騒がせ社長として有名だ。とにかく情熱的で、デザインから製造、広告を含めた販売促進まで自分でやらないと気が済まない性格。ウィキペディアによれば1989年、タフツ大学の学生時代にアパレル事業を開始。3年で440%という急激な成長を遂げ、2005年の段階で2億1,100ドルもの利益(売上げじゃなくて)を上げる一大企業に育て上げたカリスマ経営者なのだ。
■パンクだが、清く美しく、誰にも媚びないアメアパの企業理念
それだけじゃない。アメリカの衣料業界にはびこる、第三世界や移民への搾取的労働の強制を徹底的に批判し、スウェットショップ(劣悪な労働環境と低賃金で移民労働者を働かせることで高い利益を上げるアパレル企業群)を潰すことを企業理念の1つとしている点も、他のアパレル企業と異なる。
ナイキに代表されるアメリカの有名大企業が利益拡大のためにこぞってアジアを中心とする海外に拠点を移すなか、アメアパはロスアンジェルスに本社および工場を置き、一貫してアメリカ国内で製品企画から製造までを行い続けている。商品タグに記されている"Made in Down Town LA" がその証だ。中国なら自給40ドルで雇える工員の人件費をわざわざ12.5ドル(最低賃金の2倍)支払って国内で生産する、フェアトレードの精神を貫く反骨の経営者だと言っていい。いわば、頑固一徹にこだわる"巨大な町工場のオヤジ" を地で行っているのだ。
つまり、アメアパという企業はやたらとパンクな会社なわけで、この陰毛も、チャーニー氏から見れば、"虚飾にまみれた既存のファッション業界にパンチパンチキック!" という意思をアピールし、その姿勢を待ち行く人達に投げかけただけに過ぎない。とはいえ、セクシャルな事物に寛容な自由の国と思われがちな反面、キリスト教原理主義的な色合いの濃いエバンジェリカル(福音派)が幅を利かせるアメリカで、文字通り"隠" しておくべき"毛" を公衆の面前に晒すというのだから剛毅である。
■ニューヨーカーに歓迎されるアメアパの仕掛け
この、アメアパのキャンペーンに対するニューヨーカーのみなさんの反応は、果たしてどうだったのか?
それが、拍子抜けするくらいピースフルで明るいムードだったそうだ。ともするとフェミニスト達やキリスト教団体が騒いだりしそうなものだが、通り過ぎざまにクスクスと笑う人が大半。社会倫理を犯す凶器のような否定的かつシリアスなものとしてネガティブに捉える向きは、ほとんどなかったらしい。
この事件について、アメアパのライアン・ホリディ氏は、以下のようなコメントを発表している。
「このディスプレイは、この店舗のために特別作られたものです。アメリカンアパレルは自然の美を讃える企業です。そして、ローワーイーストサイドバレンタインディまでこのディスプレイを続ける予定です。私達がこのディスプレイを作ったのは、外を歩く人々に『セクシーってどういうこと?』というアイデアをについて考えていただき、『女性の容姿は自然のままで美しい』ということに気づき、安心していただきたいからです。広告についての姿勢も同様で、ファッション業界のスタンダードであるPhotoShopで補整されたような偽りのイメージを排除しています。今のところ、好意的な反応を頂いており、もっと多くのご意見を頂きたいと考えています」
■陰毛に対する並々ならぬ熱意を燃やすアメアパ
実は、アメアパが陰毛を広告に利用したことはこれが初めてではない。2011年、ニットと下着の広告に、二十歳そこそこの美少女モデルを起用したビジュアルイメージをポスターに使用したことがある。そしてその際も、薄手のパンティの透けた股布から黒々とした"Bush" がのぞいていたのだ。
このキャンペーンによって、実際の売上げがどの程度伸びたのかについてのデータはまだ出ていない。しかしながら、既存のマネキンにアンダーヘアーを装着するだけ、という極めて低コストな広報戦略で多くの人々を巻き込み、アメリカンアパレルのブランドとそのポリシーを世界中に知らしめることができたことから考えれば、いわばこの"陰毛マーケティング" は大成功だったといえるだろう。
(ワタナベヒロユ機)
※画像は、「アメリカンアパレル公式HPより」
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