あのポスターで話題になった、岩手の蘇民祭がありました。
あなたの地域・街・県等で変わったお祭りはありますか?
埼玉県の奇祭は秩父の龍勢祭りでしょうか・・・。
ロケットを製作して飛ばすのですからね。
詳しくは、吉田龍勢保存会様のブログへどうぞ。
【吉田龍勢保存会のブログ】
- 龍勢サポーターズが精力的に取材し、リアルな情報をお届けします。
http://yoshidaryusei.blog.fc2.com/
裸、奇面、蛙飛び、罵倒……日本全国「奇祭」まとめ
2014年2月6日(木)15時36分配信 THE PAGE

[写真]黒石寺蘇民祭のハイライトである「蘇民袋争奪戦」(撮影:光陽美術) [ 拡大 ]
2月6日、岩手県奥州市で「黒石寺蘇民祭」が開催されます。この祭りは数年前、ひげ面で胸毛の濃い中年男性が吼えている写真を載せた宣伝ポスターをめぐり、JR東日本が「不快感を与える」として掲示を拒否したことで話題になりました。いわゆる伝統的な裸祭りです。
祭りといえば花火やみこしを思い浮かべますが、日本の伝統的な祭りの中には「奇祭」と呼ばれる一風変わったものも存在します。日本全国で催される「奇祭」をいくつか列挙してみましょう。
黒石寺蘇民祭(岩手県奥州市)祭りといえば花火やみこしを思い浮かべますが、日本の伝統的な祭りの中には「奇祭」と呼ばれる一風変わったものも存在します。日本全国で催される「奇祭」をいくつか列挙してみましょう。
蘇民祭は全国にある祭りですが、「黒石寺蘇民祭」は選択無形民俗文化財にも指定されている裸祭りです。一連の行事のハイライトである「蘇民袋争奪戦」では、裸男たちが午前5時から2時間あまり、東西の豊作を占う「袋の締め口」をめぐって争います。争奪戦の参加者は男性に限られ、以前は全裸で行われていましたが、観光客の増加にともない、2008年からは下帯と足袋の着用が義務付けられるようになりました。2月6日(木)に行われます。
儺追神事(愛知県稲沢市) 「国府宮のはだか祭」として有名な「儺追(なおい)神事」は、数千人の裸男が参加する大規模な祭り。祈祷とくじ引きで1名だけ選出される神男に触れれば厄落としができると信じられ、壮絶な肉弾戦が繰り広げられます。その凄まじさは、裸男の渦に向かってかけられる水が湯気となって立ち上るほどとされています。今年の開催日は2月12日。
ほだれ祭(新潟県長岡市) 新婚1年未満の「初嫁」が、みこしにまたがって村を練り歩く祭りです。「奇祭」であるゆえんは、みこしが高さ2.2メートル、重さ約600キロの巨大な男根形 をしたご神体「ほだれ様」としてまつられているため。道祖神のひとつである「ほだれ様」は、五穀豊穣や、安産、子宝といった実りの神様として信仰されています。毎年3月第2日曜日(今年は3月9日)に催されています。
豊年祭(愛知県犬山市) 女性をモチーフにした祭りも存在します。大縣神社内の摂社である姫之宮は古来より女性の守護神としてたたえられ、縁結びや、安産といったご利益があるとされている神社。そんな姫之宮の豊年祭は、「おそそ祭」とも呼ばれ、女陰をかたどった山車や、女性器の扮装をした女性行列が見られます。毎年3月15日に開催。
蛙飛び行事(奈良県吉野郡) 金峯山寺の蓮華会(れんげえ)で行われる「蛙飛び行事」は、平安時代に始まったとされるユーモラスな行事。神仏を軽んじて黒雲にさらわれた男を、高僧がカエルに変身させて救い出したという伝説に由来するものです。大ガエルに扮した男性が太鼓台に乗って寺に到着。ぴょんぴょんと飛び跳ねて石段を登り、3人の僧による読経で人間の姿に戻るまでを演じます。毎年7月7日開催。
岩倉社のケベス祭(大分県国東市) 奇怪な面を身に付けた「ケベス」が、白装束の男衆「トウバ」の守る火をめぐって攻防を繰り広げる火祭りです。祭りの終盤には、「トウバ」の持つたいまつから参拝客へ火の粉を振りかけ、無病息災を祈願します。不気味な面が印象的な「ケベス」ですが、祭りに関する文献がほとんど残っておらず、祭りの起源などは謎に包まれているようです。例年、10月開催。
悪態まつり(茨城県笠間市) 愛宕神社で行われる「悪態まつり」は、その名の通り、「バカヤロー」といった罵声が飛び交うお祭りです。伝説の13天狗に扮した白装束の行列に悪態をつき、御利益を求めて供え物を奪い合います。天狗役はどんなに罵声を浴びせられようと、山麓から神社までの4キロに及ぶ道のりを無言で行進します。悪態をつく祭りが生まれたのは江戸時代中期、重い年貢に苦しむ農民の鬱憤(うっぷん)を晴らすため、という説があるそうです。開催は旧暦11月14日(12月中旬ごろ)。
このほか、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でも話題になった手作りロケットを打ち上げる「龍勢祭」(埼玉県秩父市)や、張り子の鍋をかぶった少女8名が渡御する「鍋冠まつり」など、奇祭は日本全国に存在しています。
全国的な傾向として、裸祭は2~3月に多いようです。今年は旅先で一風変わった「奇祭」に参加してみてはいかがでしょうか。
全国的な傾向として、裸祭は2~3月に多いようです。今年は旅先で一風変わった「奇祭」に参加してみてはいかがでしょうか。