中国・一財網は６日、「奇妙な中日関係」と題した記事を掲載した。

日本の安倍晋三首相が４日、中国の習近平国家主席に見舞い状を送り、雲南省昭通市地震の犠牲者に深い哀悼の意を表した。関係は良好のように見えるが、５日に発表された２０１４年度版の防衛白書には集団的自衛権に関する内容が初めて盛り込まれた。

日本が戦後に約束した自発的に出撃しないという結界を破り、同盟国が攻撃を受ければ、海外で武力行使することもできるようになるということ。これに対し、中国国民はどのような態度をとるべきなのか。

現実はこうだ。ネット上で軍国主義を罵る一方で、金を貯めて日本に旅行に出かける。抗日ドラマを見て軍国主義を罵る一方で、金を貯めて日本に旅行に出かける。食事の席で軍国主義を罵る一方で、金を貯めて日本に旅行に行く。そして、蒼井そら先生プロデュースの下着を争うように買い求め、すきやばし次郎の寿司を食べたがる。

今年前半も引き続き中日関係は悪化の一途をたどっていたが、これと同時に中国本土の訪日観光客数は延べ１００万人を超え、過去最多を更新している。

（編集翻訳　小豆沢紀子）