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はやぶさ2、本日打ち上げ。

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はやぶさ2、52億キロの宇宙航行ですって!

そして、直径900メートルの惑星に着地採取し地球に帰還する。う~ん、人間がまだ行けないなんって

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11月30日打ち上げから12月3日に変更された
 
52億キロってどの位?って感じで実感がわきません。
地球一周が40007.88㎞ですから、52億を4万で割ってって感じでしょうか。
 

「はやぶさ」関係で、こちらの「隼」はどうです。

 

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はやぶさ2:生命誕生、解明に挑む 水、有機物ある小惑星探査

2014年11月25日
 
 世界で初めて小惑星の物質を持ち帰ることに成功した探査機「はやぶさ」の帰還から4年余り。後継機の「はやぶさ2」が30日、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケットで打ち上げられる。初号機は、小惑星往復に初めて挑んだ「実験機」だったが、今回は有機物や水のある小惑星を探査し、生命誕生の謎を解明するという科学的成果を上げる「実用機」として開発。トラブル続きだった初号機を教訓に数々の改良を重ね、小惑星内部の物質採取など「世界初」に挑む。【大場あい】
 
 「単に小惑星を知るのではなく、得られたデータから地球がどう生まれ、生命を育む星になったのかという歴史を明らかにする、『小惑星からの科学』を目指す探査だ」。はやぶさ2の科学観測を統括する渡辺誠一郎・名古屋大教授(50)は力強く語る。
 目的地は小惑星「1999JU3」(仮称)。2018年夏に到着、約1年半滞在して表面の観測や、物質の採取をする。計画では20年末に地球へ戻り、物質が入ったカプセルだけ地球へ帰還させ、探査機本体は燃料に残りがあるなどすればそのまま探査を続ける。
 プロジェクト総責任者、国中均・宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授(54)は「初号機は手探りの旅だった。今回は小惑星の物質を持ち帰るイメージはできており、科学的成果を達成するための探査機を開発した」と説明する。技術と探査に科学を加えた三つの目的の達成のため、プロジェクトチームには探査機開発の工学系研究者に加え、国内外の惑星科学の研究者200人以上が参加する。
 初号機は開発遅れの影響から目的の小惑星が何度か変更され、最終的にイトカワになった。イトカワは岩石主体の「S型」に分類される。一方、今回は当初から水や有機物が存在する「C型」を目的地に選んだ。地球の海や生命は、水や有機物のある小惑星などの小天体が衝突してもたらされたと考えられ、C型小惑星から物質を持ち帰ることができれば生命誕生の解明に役立つと期待されるためだ。
 ただし、小惑星の表面は宇宙線や太陽光の影響を受けて変質している。はやぶさ2は小惑星に人工的にクレーター(くぼ地)を作り、変質していない内部の物質を持ち帰る世界初のミッションに挑戦する。爆薬が詰まった衝突装置を使い、純銅製の直径十数センチの弾丸を秒速2キロの超高速で表面に衝突させてクレーターを作り物質を採取する。
 多くの惑星が既に探査された今、世界も小惑星や彗星(すいせい)といった小天体に注目する。欧州宇宙機関(ESA)は今月中旬、探査機ロゼッタから分離した着陸機フィラエを、世界で初めて彗星に着陸させた。フィラエは彗星表面の画像撮影や、表面物質の分析に成功したという。一方、採取した物質を地球へ持ち帰る機能はない。米航空宇宙局(NASA)は16年9月、小惑星探査機「オシリス・レックス」を打ち上げ、小惑星の物質を少なくとも60グラム持ち帰る計画を進める。
 内閣府の宇宙政策委員会が今月公表した新しい宇宙基本計画の素案では、はやぶさ2のような世界初の成果が期待される探査機や人工衛星を今後10年で3基打ち上げるとするが、具体的な計画はない。渡辺教授は「各国が学び合い、成果を総合して分かることがある。はやぶさ2で素晴らしい成果を出す自信はあるが、国際協力で太陽系誕生の謎に迫る取り組みにも期待してほしい」と話す。

 ◇初号機の教訓生かし改良

 初号機では数々の深刻なトラブルが起き、後継機の開発は、それらの改良から始まった。
 例えば、小惑星の物質採取では、表面に弾丸を撃ち込んで巻き上がった粒子を持ち帰る計画だったが、弾丸が発射されなかった。「明らかにソフトのエラー。同じ轍(てつ)は踏まない」(国中教授)。はやぶさ2では、初号機で問題が起きた部分を徹底的に改良したうえ、万が一同じトラブルが起きても確実に物質を持ち帰れるよう、小惑星に触れる筒状の採取装置の先端に砂を引っかける「ツメ」のような部品を付けた。初号機は目に見えない微粒子しか持ち帰れなかったが、今回は3回の着陸で最低100ミリグラムの採取を目指す。
 探査機の主エンジン「イオンエンジン」も、初号機は打ち上げ直後に4基のうち1基に不具合が生じ、帰還直前に全てが止まるピンチに陥った。今回はエンジンの一部「中和器」で使う永久磁石の数を増やすなどして耐久性を向上。運転寿命を延ばし、推進力も25%アップした。
 はやぶさ2は初号機より約100キロ重いが、国中教授によると、増加分の半分はトラブルに備えてミッションに欠かせない機能をバックアップする部品などに充てたという。初号機で故障が相次いだ姿勢制御装置は、1台増やして4台にした。外観で最も変わった二つ目の平面アンテナも、大容量のデータ送信を担うとともに、片方が不具合を起こした際の補完役を果たす。
 一方、クレーターを作る衝突装置のように、全体の重量制限から補完システムを作れず、一発勝負にかけるものもある。衝突装置を担当した佐伯孝尚・JAXA助教(38)は「難しいミッションでもあり緊張するが、最善を尽くす。そのために実験を繰り返した。初号機のようにドラマチックな状態にさせるわけにはいかない」と力を込める。

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